大人になると物覚えが悪くなる……その原因は「脳の衰え」ではなかった『一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方』
昔より覚えられなくなった気がする

「昔はもっと簡単に覚えられたのに……」
資格の勉強を始めた時。
新しい仕事を覚える時。
本を読んで知識を増やそうとした時。
そんな瞬間に、ふと感じることがあります。
学生時代なら、一度読んだ内容を何となく覚えていた。
ノートに書いて、何度も繰り返せば頭に入った。
ところが大人になると、
「昨日覚えたことなのに、もう思い出せない」
「本を読んだのに、内容が残っていない」
ということが増えてきます。

「やっぱり年齢のせいなのかな…」
そう考えてしまう人も多いはずです。
しかし、この本『一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方』では、少し違った考え方が紹介されています。
大人の脳は、子どもの頃の脳がそのまま衰えたものではありません。
ただ、得意な使い方が変わっているのです。
※本記事は、書籍の内容をもとに筆者の個人的な感想や解釈を交えて紹介しています。詳しい内容については実際の書籍をご確認ください。
大人の脳は「暗記」より「つながり」で覚える

学生時代の勉強は、たくさん覚えることが中心でした。
英単語を暗記する。
公式を覚える。
重要な言葉を何度も書く。
これは、まだ知識が少ない時にはとても効果的です。
知らない情報を、そのまま頭へ入れていく必要があるからです。
しかし、大人になると脳の使い方が変わります。
得意になるのは、
「なぜそうなるのか?」
「何と関係しているのか?」
を理解することです。
例えば歴史を覚える時。
出来事の名前や年代だけを覚えようとすると、なかなか頭に残りません。
でも、
「なぜその出来事が起きたのか?」
「その前に何があったのか?」
という流れを知ると、情報同士がつながります。
すると、ただの数字や名前だったものが、意味のある知識になります。
脳は、バラバラの情報よりも、つながった情報の方を覚えやすいのです。
本を読む時も「読むだけ」では終わらせない

この考え方は、読書にも当てはまります。
本を読み終えて、
「面白かった」
「勉強になった」
と思う。

しかし数日後には、
「……何が書いてあったっけ?」
となることがあります。
これは記憶力が悪いからではありません。
読んだ情報が、まだ自分の中で使える形になっていないからです。

例えば、本の内容を誰かに説明してみる。
「この本で一番印象に残ったのはここ!」
と話してみる。
自分の経験と結びつけて考えてみる。
そうすると、本の中にあった情報が、自分自身の知識へ変わっていきます。
本は読んだ瞬間に完成するものではありません。
頭の中で使った時、初めて自分のものになります。
大人の脳は、覚える力がなくなったのではありません。
ただ、昔とは違う方法で伸びるようになっていただけです。
「覚えられない」と感じた時こそ、脳が新しい使い方を求めているのかもしれません。
