気になる一冊
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「ちゃんとしてから動こう」が一番遅い。『こうやって、すぐに動ける人になる』

メモ屋
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「もう少し準備してから」が終わらない

「よし、これをやってみよう!」

そう思ったのに、なかなか始められないことがあります。

「もう少し調べてからにしよう」

「ちゃんと準備してから始めたい」

「失敗したら嫌だしな……」

気づけば、調べるだけで一日が終わっています。

仕事でも同じです。

上司から、

「この資料、お願い」

と言われる。

「分かりました!」

と答えて、できるだけ完璧なものを作ろうとします。

何度も文章を直し、グラフを整え、三時間かけてようやく完成。

「できました!」

ところが上司は資料を少し見て、

「うーん、そもそも方向が違うかな」

「……え?」

一生懸命やったのに、最初からやり直しです。

こんな時、

「もっと仕事ができる人だったら……」

と思ってしまいます。

でもこの本『こうやって、すぐに動ける人になる』を読むと、少し違う見方ができます。

足りないのは能力ではなく、動く前に自分でハードルを高くしすぎていることかもしれません。

※本記事は、書籍の内容をもとに筆者の個人的な感想や解釈を交えて紹介しています。詳しい内容については実際の書籍をご確認ください。

完成させる前に見せてしまう

本書の中で面白いのが、

「6割くらいで上司に見せる」

という考え方です。

先ほどの資料なら、完成するまで抱え込むのではありません。

「こんな感じで作ろうと思っています」

「一度見てもらっていいですか?」

と途中で見せます。

すると上司が、

「その方向でいいよ」

と言えば、そのまま進められます。

反対に、

「いや、今回はこっちを重視してほしい」

と言われても、まだ途中なので簡単に修正できます。

「完成していないものを見せるなんて恥ずかしい」

と思うかもしれません。

でも考えてみれば、目的は完璧な途中経過を見せることではありません。

最後に必要なものを作ることです。

これは仕事だけの話でもありません。

「自信がついたら始めよう」

と思っている人にも、同じことが起こります。

「まだ詳しくないから」

「経験がないから」

「失敗しそうだから」

そうして自信がつく日を待ちます。

ところが、少し困ったことがあります。

経験は、行動した後にしか増えません。

つまり、

「自信ができたら動こう」

と考えているのに、

その自信を作ってくれるのは、

実際に動いた経験のほうなのです。

大きな勇気より、小さく失敗できること

では、いきなり大きな挑戦をすればいいのでしょうか?

「会社を辞めて起業しよう!」

もちろん、いきなりそこまで大きな決断をする必要はありません。

本書で出てくるもう一つの考え方が、

小さなリスクから慣れていくこと。

たとえば、

興味のある勉強を一日だけ始める。

知らない人に一通だけメールを送る。

副業なら、いきなり会社を辞めずに小さく試してみる。

「これくらいなら失敗してもいいか」

と思えるところまで、最初の一歩を小さくします。

すると不思議なことに、

「失敗しない方法を探す」

よりも、

「失敗しても大きな痛手にならないように、小さく試してみよう」

と考えられるようになります。

この違いはかなり大きいです。

すぐに動ける人も、最初から自信があるわけではありません。

「うまくいかなかったらどうしよう…」

と思うことはあります。

ただ、そこで、

「絶対に失敗しないように準備しよう」

とは考えません。

「まずは小さくやってみよう」

と考えます。

一日だけ試してみる。
一回だけやってみる。
うまくいかなければ、やり方を変えてもう一度試してみる。

それなら、失敗しても大きな痛手にはなりません。

最初から完璧を目指す必要も、自信がつくまで待つ必要もありません。

最後に

完璧な準備ができる日も、自信が十分につく日も、なかなかやってきません。

だからこそ、「まだ早い」と立ち止まり続けるより、失敗しても大丈夫なくらい小さく始めてみる。

人生を動かすのは、大きな決心ではなく、そんな小さな一歩なのかもしれません。

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